What is Tinybird?
開発者にとって、スケーラブルなリアルタイム分析バックエンドの構築は、製品開発の足かせとなる複雑なインフラプロジェクトとなりがちです。Tinybirdは、マネージドなClickHouse®上に構築された完全なプラットフォームを提供することでこの課題を解決します。これにより、大量のデータストリームを取り込み、高性能な分析APIをわずか数分で公開することが可能になります。バックエンドの定型作業に煩わされることなく、データ集約型の機能を最速で実現する方法です。
主な機能
🚀 数ミリ秒で数十億行をクエリ 運用上のオーバーヘッドなしに、世界最速のオープンソース分析データベースの一つであるClickHouseの真のパワーを最大限に活用できます。Tinybirdは、データベースクラスターのスケーリング、セキュリティ、メンテナンスを専門的に管理します。これにより、膨大なデータセットに対してもクエリが数ミリ秒で返されるという確信のもと、価値ある機能の構築に集中することが可能です。
⚡️ SQLから直接APIを公開 あらゆるSQLクエリを、単一のコマンドで、セキュアで本番環境対応のスケーラブルなAPIエンドポイントへと変換します。Tinybirdは、動的なパラメータ化、OpenAPIドキュメント、パフォーマンス最適化など、API作成における定型作業を自動的に処理します。この独自の機能により、数週間ではなく数分で、データからアプリケーション向けのライブかつクエリ可能なエンドポイントへと移行することが可能です。
📡 シンプルなHTTPまたはKafka経由でデータをストリーミング 複雑なデータ取り込みパイプラインに悩まされることはありません。Tinybirdは高スループットのEvents APIを提供し、シンプルなHTTP POSTリクエストを通じてアプリケーションから直接、毎秒数百万イベントをストリーミングすることを可能にします。既存のイベント駆動型アーキテクチャをお持ちの場合、ネイティブのKafkaコネクタがシームレスな統合を提供し、リアルタイムデータ収集を真に手軽なものにします。
💻 「Data as Code」ワークフローを採用 スキーマ、変換、エンドポイントなど、データプロジェクト全体をプレーンテキストファイルで定義できます。この開発者中心のアプローチにより、Gitによるバージョン管理、Tinybird CLIおよびローカルのDockerコンテナを用いたローカルマシンでの変更検証、そして既存のCI/CDパイプラインへのシームレスな統合を通じた信頼性の高い自動デプロイが実現します。
Tinybirdが課題を解決する方法:
ユーザー向け分析の場合: SaaSアプリケーションにリアルタイムダッシュボードを組み込む必要があるとします。カスタムデータバックエンドの構築に数ヶ月を費やす代わりに、Tinybirdを使用してユーザーアクティビティを取り込み、SQLクエリでメトリクスを集計し、それをAPIとして公開できます。お使いのアプリケーションはこのエンドポイントを呼び出すことで、低遅延の分析データを顧客に直接表示できるようになります。
リアルタイム可観測性の場合: チームは最小限の遅延でアプリケーションのパフォーマンスを監視する必要があります。Tinybirdを利用すれば、OpenTelemetryデータやカスタムログを取り込み、SQLでパフォーマンスメトリクスや異常検出ルールを定義し、それらをGrafanaダッシュボードやアラートシステム向けのエンドポイントとして公開することが可能です。
IoT & テレメトリーの場合: 数千ものデバイスを追跡するフリート管理プラットフォームを構築しているとします。Events APIを使用して位置データをリアルタイムで取り込みます。マテリアライズドビューによりデータが事前に集計されるため、APIはサブ秒の応答時間でライブマップや運用ダッシュボードを駆動し、フリートの成長に合わせて容易にスケールします。
Tinybirdを選ぶ理由:
Tinybirdの最大の強みは、その包括的で開発者中心の設計にあります。他のソリューションがマネージドデータベースを提供するだけであるのに対し、Tinybirdはローカル開発やバージョン管理から、APIの即時公開に至るまで、完全に統合されたツールチェーンを提供します。これにより、本来であれば複雑かつ高コストなインフラプロジェクトとなるはずのものを排除します。
CanvaのスタッフバックエンドエンジニアであるGuy Needham氏は、次のように語っています: 「これまで様々なデータスタックを扱ってきましたが、Tinybirdがなければ、私たちが実現したものをリリースすることは到底不可能だったと心から思います。他のどのツールを使っても途方もない時間がかかったであろうことを、私たちはわずか数日で達成しました。」
このような開発者ベロシティへの注力こそが、Vercel、FanDuel、Resendといった企業のエンジニアリングチームが、そのデータ製品を強化するためにTinybirdに信頼を置く理由です。
結論:
Tinybirdは、従来のインフラコストに煩わされることなく、高性能なリアルタイム分析機能を構築・提供したい開発者にとって、まさに決定版のプラットフォームです。世界クラスのデータベースと、シームレスでコードネイティブな開発体験を統合することで、これまでにない速さでユーザーに具体的な価値を提供することを可能にします。
Tinybirdがいかにデータ集約型アプリケーション開発を加速できるか、ぜひご確認ください!





